簡易雨量計「雨降りくん」各部の名称ページへリンクボタン簡易雨量計「雨降りくん」設置説明ページへリンクボタン
簡易雨量計「雨降りくん」雨量の測り方 記録方法の説明ページへリンクボタン簡易雨量計「雨降りくん」困った時の解説ページへリンクボタン

 

雨量を測る

■ 雨降りくんを正しく設置します。(設置方法参照)
■10分、1時間、1日など、一定の時間内で降った雨の量を計測します。
■内マスは20ミリまで、外マスは400ミリまで測れます。
■20ミリを超えると、内マスの穴から外マスに雨が流れます。

雨量とは

雨量とは、降る雨が地中に浸み込んだり、蒸発した、流れさったりしなかったものとして、一定時間内に地表で雨として観測された水の量で、その深さをミリメートルで表したもの。降雨量とも呼びます。降水量と呼ぶときは、雪、彪(ひょう)、霰(あられ)なども含みます。

 

 

短時間の雨量を測る

10分、1時間、1日など短時間雨量の計測

■主に内マスで測ります。20ミリを超えると、外マスへこぼれるので、その時は外ますにこぼれた分も足してください。
■内マスに雨がある程度溜まった時や、改めて0から測りたい時など、適宜、内マスの雨を外マスへ移してください。穴を押さえながら、ゆっくり注いでください。(下図参照)

中マスの水を外マスに移す時の注意を説明した画面

 

長時間の雨量を測る

連続雨量や1〜3ヶ月など長期間雨量の計測

■内マスに雨が残っている場合はそれを加えてください。
■外マスだけで最大400ミリまで測れます。
■雨が少ない時期でも、1週間以上連続で観測するような場合には、ある程度記録した時点(2空3日)で、雨量計の水を捨てゼロから測りましょう。

 

雨の強さを測る

短時間で雨の強さを計測

■例えば雨降りくんで10分間に10ミリの雨を観測すると、同じ強さで1時間降り続いた場合、60ミリ降ることになるので、「1時間60ミリ」の「非常に激しい雨」が10分間で10ミリ降ったということになります。この事は車が「1時間に60km」の「やや速いスピード」で10分間で10km走った、ということに似ています。

いろいろな雨量

10分間雨量→10分間に降った雨の量
1時間雨量→1時間に降った雨の量
日雨量→1日に降った雨の量
年間雨量→1年間に降った雨の量
連続雨量→降り始めから降り終わりまでを合計した雨量。断続的に降る場合や、数日間続く場合があります。
雨の強さ→気象庁では、雨の強さを5段階に分類し、同じ強さの雨が1時間降り続いたものと仮定した雨量(1時間雨量)で表しています。
雨の強さを説明するための補足イラスト 激しい雨


観測した雨量を記録する

■ 1時間、1日など期間を決めて雨量を測ります。測り始めた日時を記入したら、1時間毎に雨量計を確認し、その都度記録用紙に記入していきましょう。
■鵜虜系の内マスがいっぱいになっても、外マスの目盛りで観測を続けることができます。(400ミリまで)
■記録用紙の見本(PDF形式)をこちらからダウンロードすることができます。記録しやすい方法をみつけて記録用紙を自作すればより使いやすくなります。

記録用紙ダウンロードボタン

 

記録用紙見本

雨量記録用紙の見本